なぜ人間は一年中発情できるのか?

人間と他の動物との違いのひとつとして、他の動物は一年のある時期しか発情しないが、人間は、いつでも発情できるということがある。その理由は、人間の直立歩行と大いに関係がある。つまり、直立歩行することで人間は脳が大きくなり、他の動物たちよりさまざまな意味で優位に立つようになった。だから一年中、発情することができるのだ。このことは、他の弱い動物と比べてみればよくわかる。

たとえば、シマウマのように外敵に襲われやすい動物ほど、一定の発情期をもっている。集団で発情期を迎え、いっせいに子どもを産めば、猛獣に襲われても、何頭かは確実に生き残る。そのために弱い動物ほど発情期を必要としたのだが、直立歩行により知能を発達させた人間は、猛獣以上の強い存在になった。だから、一年中発愦していてもOKというわけである。

もうひとつ、直立歩行によって出産が難産になったことも関係している。

直立歩行は人間の脳を発達させたものの、骨盤の形を変え、女性の産道を狭くした。大きな脳を持った子どもが狹い産道を通るためには、ひじょうに未熟な状態で産むしかない。そのため生まれたばかりの子どもは、母親が何年もつきっきりで育てないと死んでしまうほど、か弱い存在になった。ここで問題になるのは、男の存在である。育児中の女性は子どもの世話に追われ、とても自分ひとりでは生きていけない。

そこで、しっかり自分に食事を持って来てくれる男性をひきつけておくことが必要になるが、それには恋の力が一番。というわけで、人間は一年中発情し、なおかつ人間のメスは哺乳類の中でもっともセクシーな体をもつようになったというわけだ。

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