なぜ夜、停電になると出生率が高まる?

時は一九六五年の11月の夜。ニューョーク全域で大停電が発生した。地下鉄やエレべーターの中に閉じ込められる者が続出し水道がとまったため、トイレの水も流せなければ、シャワーも使えない。ふつうなら大パニックが起きそうなものだが、そこはさすがニューヨーカー。その日はたまたま满月で、彼らは、その月と星あかりの世界をおおいに楽しんだ。

翌日の新聞報道によれば、多くの市民がれば、多くの市民がキャンドルを灯してディナーを楽しみ、屋根に登って楽器を奏で、流れ星を探したそうである。さて、その大停電から10ヵ月後の八月、ニューヨークは突然のベビーブームに沸いた。たとえば、五番街にあるマウント•シナイ病院では、第二次世界大戦直後のべビーブーマー時の「一日一八人」というのが、それまでの一日に誕生した赤ちやんの最高記録だった。ところが、一九六六年の八月後半からは、連日のように、一日に二八~三四人もの赤ちやんが誕生したのである。夜の停電は、子宝を授けてくれるもののよう。倦怠期のカッブルは、夜、自宅のブレーカーのスイッチを切ってみてはいかが?

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